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金正日の突然の死。
2011/12/20 [Tue]07:51
category:放言
『金正日総書記の死で、三男、金正恩氏(28歳)が実兄らを飛び越え、北朝鮮の全権力を継承、父・正日氏と同様、軍と党をまとめ得るか、韓国軍も中国軍も北朝鮮の混乱を恐れて厳戒態勢』

 父であり”建国の祖”でもある金日成将軍(1912-1994年)から朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)統治の実権を引き継いできた金正日・朝鮮労働党総書記は12月17日早朝、国内現地指導に向かう途中、”お召し”列車内で、急性心筋梗塞で死去した、と発表された。享年69歳。金正日・総書記には四男三女の子どもがいるが、その後継者は、長男、金正男氏(40歳、異母兄)や、次男、金正哲氏(30歳、同母兄)を飛び越えて、三男、正恩氏(28歳)が既に”後継者”に指名されており、朝鮮労働党中央軍事委副委員長にも就任している。”後継者”正恩氏には、叔母(金正日氏の妹)、金敬姫夫人(65歳、朝鮮人民軍大将、朝鮮労働党政治局員)と、彼女の夫、張成沢氏(65歳、同労働党中央軍事委副委員長)という強力な”後ろ盾”も存在し、”先軍政治”の伝統を誇る(北)朝鮮人民軍・主流派は金正恩氏を支援してきたが、軍内一部には次男、正哲氏を支持する反主流派もいる、と伝えられており、”金王朝”一族の内部葛藤と、軍、党内の勢力争いとが絡みあって、今後、権力闘争の一波乱がおこる可能性も否定しきれない。

 北朝鮮は、ここ十年ちかく台風、洪水,干害、冷害などで、異常な食糧危機に見舞われており、”年来の敵(?)”アメリカは、北朝鮮が公然と進めている核兵器装備計画の放棄と引き換えに、緊急・食糧援助を提案している。しかし、北朝鮮には、たとえ”金正哲の時代”になっても、自国生存の”最終兵器”である核兵器開発を放棄する動きは、見られない。米日韓など西側勢力は、中露両国を合わせた”六者会談”を、北朝鮮を軟化させる唯一のチャンネルと見て働きかけているが、北側がこれに応ずる公算は小さく、朝鮮半島の緊張は解けそうにない。横田めぐみさんらをはじめ、日本国内で誘拐され、北朝鮮に「居る」と思われる被拉致者の解放問題も、そうやすやすと進捗しそうにない。

 ”38度線”をはさんで北側と睨みあう韓国は、非常警戒令を全軍にしき、全将兵が兵営や軍艦内にはりつめている。いわば主義上の”兄弟国”で、北の隣国である中国は、北朝鮮が混乱におちいり、多数の難民が鴨緑江などをわたって、中国内に逃げ込んで来るのを警戒して、中朝国境に中国人民解放軍を展開して、警戒させている。

 なお、北朝鮮統治の実権を引き継ぐモノと見られている金正恩氏は、同母兄、正哲氏と同様、多感な10歳代をスイスで過ごし、西欧的教育を受けており、北朝鮮民衆と”ハダが合うか、どうか”不安がる向きも少なくない。   (R・H)

テーマ:北朝鮮問題 - ジャンル:政治・経済

  COMMENT(1)
この記事に対するコメント
”偉大な継承者”金正恩氏は金正日氏の現夫人、金玉さんの息子か、不思議にも金正日氏をふくめ4人の独裁者は”古希”直前の69歳で、この世に「おさらば」
”将軍さま”金正日・朝鮮労働党総書記・死去後の北朝鮮大勢は、すでに後継者に指名されている三男、金正恩氏(28歳)による国家統一を目指し、彼を今月28日の金正日氏葬儀、翌29日の追悼大会での葬儀委員長に推し、金正恩氏には「偉大な継承者」「領導者」などの敬称をつけて、報じている。しかし、長男、正男氏(40歳)、次男、正哲氏(30歳)を推す動きも潜行している模様で、わが週刊ポスト近刊号によると、中国共産党、同人民解放軍の一部には、一時、北京に住んで、中国指導層にナジみの”顔”となり、今はマカオに居住している金正男氏を推そうという動きも活発化しているらしい。やはり同誌によれば、三男、正恩氏が”金王朝”の後継者になれたのは、従来、伝えられてきたように、正恩氏の実母が七年前、パリで亡くなった金正日”第三夫人”高英姫さではなく、現在、秘書としても奉仕している金正日”第四夫人、金玉さんだからだとう関西大教授、李英和氏の新説を挙げている。

さてスポーツ報知などが12月20日、報じたところによると、戦後これまで地球上には30人ちかい独裁者がいて、そのうち金正日総書記ら、四人が”非業の死”を遂げた。不思議なコトに、これら”非業・独裁者”四人は以下のように、唐の大詩人、杜甫がいう”古希”(70歳)直前の69歳で”非業の死”を迎えている。

(1)カンボディア共産党書記長、ポル・ポト(1928年生まれ)=反共派あるいは親ベトナム派と睨まれたカンボディア人、数百万を虐殺し、自分も1997年、死去した。死因は不明だが、虐殺された反ポル・ポト派による殺害とみられている。
(2)イラクのサーダム・フセイン大統領(1937年生まれ)=1979年のイラン・イラク戦争中、イラクの全権を掌握して大統領になり、三十年ちかく独裁政治を布き、核兵器を開発しようとしたが、ブッシュ米大統領の制裁にあって、権力を失い、2006年、現イラク政権によって処刑された。
(3)リビアの最高指導者、ムアマル・カダフィ大佐=1969年、二十代の若さで、リビア王朝打倒のクーデターを指揮、成功させて、以後42年間、独裁政治を布いていたが、今年春から反カダフィの革命が勃発.今秋、反カダフィ派によって殺害された。死の直前、血まみれのカダフィ大佐が”生命乞い”する光景はテレビに撮られ、世界に流された。
(4)北朝鮮の金正日”将軍さま”=父であり”建国の祖”である金日成将軍が1994年、心筋梗塞で倒れて以来、17年間、独裁政治を布いていたが、この12月17日早朝、国内視察・指導のため乗車してまわっていた”お召し”列車内で、父、金日成将軍と同じ心筋梗塞で突然死した。
【2011/12/20 11:09】 URL | R.H #- [ 編集]


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