「小沢一郎氏は起訴されるべし」と裁決した第五東京検察審査会の審査補助・弁護士はヤメ検の弁護士 あれだけ鳩山内閣への支持率が減り、民主党には「投票したくない」人が増えた、原因の一つに、最近、小沢一郎民主党幹事長の”政治とカネ”の問題で、「小沢氏は起訴されるべきだ」とキメつけた第五東京検察審査会の裁決が響いているコトは、想像に難くない。この裁決は、一般市民から選ばれた審査員11人の全会一致による議決だ、と報じられているが、審査を終始、リードし、裁決書にも、署名、捺印している審査補助役の弁護士がいる。
この審査補助の弁護士は元判事で、静岡、岐阜両地方裁判所長を歴任し、退官後の現在は大東文化大学法科大学院教授になっている米沢敏雄氏だ。米沢氏は1966年秋、裁判官に任命されるまで、五年半、検事を務めていたという異例の転身者で、いわゆるヤメ検の一人と言ってよい。検事としては大阪、水戸などの各地検を歴任したが、最後は東京地検だった。対・小沢問題で、最強硬派といわれる大鶴基成・現東京地検次席検事や、佐久間達哉同地検特捜部長との関係は、よく分からないが、チョっと気になるのは米沢氏が弁護士活動のため、所属している麻生総合法律事務所の存在である。
麻生総合法律事務所は、大東文化大学法科大学院で同僚の麻生利勝弁護士が主宰する法律事務所で、米沢氏はここの代表代理格にあたる。麻生総合法律事務所は今春三月、創設40周年記念の大パーティを開いたが、東京弁護士界の”顔”である麻生氏とカカワリあいがある数百人の会衆が集まった。会衆は、現鳩山内閣の中井ヒロシ国家公安委員長をのぞき、ほとんどが自民党系の人々で、谷垣禎一総裁、野田毅元建設相らが祝辞を述べた。保守色が強い人気タレント、ミノ・モンタや、一部政治ブログから”故笹川良一・一族”ではないか、と疑われているヤマハ発動機舟艇事業部長、笹川壮一氏らも出席した。
【2010/05/12 10:04】
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